2015年9月27日日曜日

2008年03月27日 レンきゅんの滑舌


 転載していただいたものばかりで恐縮ですが。ここでもう滑舌云々の話は終わったと考えていて、今でもレンくんの音域はこの曲を基本に考えています。⇒ピアプロ

 当時はニコニコ動画への投稿がうまくいっておらず、実は音声コーデックとかおかしかったのです。イラストもせっかくの綺麗なイラストをエンコードがよくわからないためにストレートに伝えきれていなかったとか、手元にお金もなくてウィンドウズのムービーメーカー使っていたとか、そういうこともあり、転載の方がたくさん再生されていたりします。こちらは、どちらも2万回以上ご視聴いただきました。
 というか今も動画はさっぱりわからないので、どうしようって感じですよね。曲だけピアプロにアップしとけばいいか。さっきもニコニコムービーメーカー使ったら、これもうダメなの、っていわれたし、今Macにファイナルカットだかなんか買って入れてんだけどこれもいまひとつ使いこなせない。コンプレッサもかわなきゃ。
 そんなこんなですが、滑舌がどうとかそういう問題は、使う側がどう「補正」するかにかかっていたと思います。ただもっと楽になるのであれば、それは素敵なことですから。それでも、難しいとかそういうわけでもなく、こんなたいしたことない私でもここまでは歌ってもらうことができますという提案が、以下でした。

 が、今日に至るまで誤解に誤解を重ねているのは、おそらく音楽的な素養のない変な人たちとか、紹介をすることでお金を得ているような人とか、そういう人たちの、なんというか、配慮のなさのせいでしょう。なにをするにも、まずは自分ができないことを認めることが、上達への第一歩だとよく聞きます。自身の不能を認めて、そこからなのではないでしょうか。というと、時間を守れないとか当時散々迷惑をかけまくっていたことがブーメランなのでまずい。
 とまれ、最近から今ここまで、この「補正」できるできないの傾向って同じだと感じます。それを「ボーカロイドは音楽性に進化した!」とか、そうではなくて、入念に気に入らない場所を確認したら、統合して手を入れ、また分析確認して、細密にやる、これしかないんですよ。対案もないのに進歩だなんだと古めかしい誤謬のアポリアに依拠するのは、対案もなく反対する新人みたいなもので、そんなことを40や50で通しているのは、社会的ではないですね。現実世界でも他人の子どもみたら「お前は出来が悪い!」とかいうんだろうか。それこそバカヤロ様を愚かな客がまた持ち上げるから。
 ただ何度もいうように、作業が楽になるとか、面倒を先立つ過程で終わらせてくれてあるなら、その方が素敵です。本当にそれだけの話なんですよね。

 ところで、私はただの素材なので、細かいことは抜きにどんどんご利用いただいて構わないのですが、曲のアーカイブズとしてもこちらこちらにあるものは整っております。よろしければどうぞ。ボーカロイドの分は揃っています。