2017年10月17日火曜日

頭に残る曲は、擬音や特定フレーズを繰り返す

 レディ・ガガさんの「Poker Face」。どこで聞いたわけではないし、どっかで聞いたのかもしれないけれども、自然とこれだ!といってしまいます。

 ぽぽぽぽぽーポーカーフェイスって。私この速度の出だしのラップ部分は聞き取れないけれども、聞き取れるサビよりも、頭に残るのです。

 「Bad Romance」ではうららー、ってフランスっぽい発音していたり。かっくいいビートを練り出すとか、印象に残るメロディを書くとか、そういう話よりもっと基礎の場所で、繰り返しは確実に、確実に頭に残ります。まさに、大切なことは二度いう話。二度でダメなら無限にいい続ける。

 このアプローチでいうと、ぶんぶんぶんぶんいってる乃木坂さんの「インフルエンサー」も結構頭に残っています。私、たまにぶんぶん口ずさみます。乃木坂さんのダンスはプロの妙技ですが、口ずさむのは誰でもできますから。

 「擬音だけ繰り返す」のもそうですが、同じ「フレーズ」を何度も繰り返すのでも印象に残るものです。ひょっとしたら、繰り返す以外の他の部分は、面白かったらどうでもいいのかもしれない。

2017年10月9日月曜日

SONYのV88ESを通した音をヘッドホンで聞くときの工夫

 V88ESはヘッドホン端子から音を聞くと、ブーンというハムノイズが乗ります。フィードバックを逆相で送って多少打ち消しているようですが、それでもまだノイズが乗ります。

 けれども、V88ESを通した音は適度な歪みが加わって非常に美しいです。なんともいえないのですが、通すと音が変わるよいフィルタになります。通すだけで音が変わる、素晴らしいですね。

 そこで、あらかじめある程度音量を上げたV88ESの音を、DSPミキサーがついているMOTUのオーディオインターフェイスに通して、そちらのフェーダーで音量調節をすることにしました。これこそ「カレントiボリウム」とか電圧可変音量の考え方でしょうけれども、小音量時もいい感じになりました。

 あと単純だけど、減衰器を使っても同様の効果があるので、馬鹿にできません。

 プリアウトとか使えば多チャンネル化もできます。

 音量調節のついでに、(V88ESは電動パネルを開けると左右バランス、パン、を変えられるので)位相もそろえてやりました。






 とはいえ、発売から20年近い年月が経っています。リレーがうまく作動しなかったり、ヘッドホンで聞くと50Hzとその倍音が目立つとか(フーリエ変換させて確かめましたが、無音時はスペクトルにも反映されますね。。スピーカーなら問題ないですが)、いろいろ不具合があります。

 それでも、音は通すだけで変わるので、相変わらず引っ張り出してはいろいろ聞いています。たとえば、トラックが静粛になったときボーカルが入る瞬間などは、スピーカーでもヘッドホンでも、いつもV88ESの表現は鳥肌もので、ゾクっとします。