2015年9月25日金曜日

鏡音リン・レン V4Xに至る概観

 『鏡音リン・レン』は、年末で8周年を迎えます。おめでとう!
 クリプトンさんで年末発売に向けて開発が進んでいるのが『鏡音リン・レン V4X』というソフトウェアです。専用ページが、「ティザー」というそうですが、先行して公開されています。

 鏡音リン・レン V4X
 http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/rinlenv4x.jsp

 開発から発売に向けて、声優の下田麻美さんと、クリプトンのボカロ担当watさんから、随時進捗についてTwitterで情報がツイートされています。

 watさん
 https://twitter.com/vocaloid_cv_cfm
 下田麻美さん
 https://twitter.com/shimoda_asami

 cf. 下田麻美さんが歌う「Prism」 (YouTube)




 鏡音リン・レンの製品が辿った歴史を簡単にご紹介します。
 まず最初に製品が発売されると、これは後に「ACT1」などと呼ばれるようになります。その後修正が加えられた「ACT2」が発売されたためです。最初の製品(ACT1)を買ったひとには、クリプトン社のサイトに登録をすると、ACT2のリン・レンがクリプトンさんから無償で送られてくる、という大サービスがありました。
 その後、拡張版という扱いで「鏡音リンレン・アペンド」が2010年末に発売されます。
 2011年にはVocaloidエディタのバージョンが3になり、以降は音声データベースとエディタは、別々の販売・機能のPRが鮮明になり、DAWソフトの包括販売の色を強めます。2014年にエディタは「4」にバージョンアップして、その後も改良が続いています。
 
 「V4X」は、「鏡音リン・レン」のユーザーに優待販売があるそうです。
 リン・レンのユーザーには、実際には「隔世の感」がある方も多いと思います。というのは、ACT2が出たり、アペンドが2010年に発売されたりしましたけれども、実のところVOCALOID2とACT1ないしACT2という組み合わせで止まっている方もかなりいます。
 月日は流れ、いつのまにかWindowsXPは消え、MacがiPhoneの販路拡大と同時に少し普及したりと、発売当時とは状況も変わりました。でも、正直にいうと、この間に展開された膨大な製品の組み合わせはとても複雑です。このエディタ買ってこの音声データ使えるのかな、とか、正直、私にもそういう詳細はよくわからないです。(結構詳しいつもりなんだけど 汗;;)そんなこんなで、時代に置いていかれてしまい、インストールも面倒なので待機している、という人も確実にいます。
 他のボーカロイドが、おそらく早々に新しいエディタへの対応をしていく中で、この「鏡音リン・レン」だけは、製品の性格上 (?) 開発優先度は、やや後手に回りました。いろいろと、うまく言語化できたところではないのですけれども、方々の要求との調整が難しいのでしょう。いろいろなひとが気軽に触れる事ができて、誰もが使いやすいように、時間をかけてじっくり調整されているのだろうと思います。
 そういう諸々複雑な事情で、最初に買って、最後に手元にあるのが今はシリアルという話になってしまい、そこで時間を無視した突然の「優待販売」になります。
 で、正直難しいことや複雑なことは「面倒くさい」ので、「V4X」にしちゃえば全部ちゃっちゃかアップデートがスムーズにできるのではないか、というところに落ち着きますし、「V4X」への期待は高まります。
 実にその間、8年。もう自然デノミで、シリアルもどっかやっちゃうだろうし、優待価格で買わなくてもいいけれども。私の場合、一応シリアル類は、少し前にまとめて保存しておきました。けれども、探すの大変で、インストールするのも面倒なので、面倒のなさそうな次の製品を、喉から手が出るほど待っていたりします。
 データが膨大になりそうなので、パッケージになるのか、ダウンロード販売になるのか、詳細もまだまだで、どっちで買うものかまだわかりませんが、とにかくこの世の面倒を一掃してくれそうで、楽しみです。

 経緯といえばこちらも。
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm186835


 インスコのためにいろいろ容量あけたりしておこう。