2017年11月27日月曜日

Lはラブリー

 子どもの頃、静岡にインターネットはまだありませんでした。

 ブラウン管のカラーテレビはかろうじてありました。

 で、朝早く起きると、娯楽のつもりなのかどうか『The♡かぼちゃワイン』の再放送をしこたまやってました。話数も多いので、ずいぶん時代が下った後でうんざりするくらいやってたと思います。物心つく前だから90年代前後ですね。

 そういうわけで頭にどちゃくそ残ってるのが、アニメの内容でもキャラクタでもいいはずが「エルーエルー」というフレーズで、今聞いてもいい感じですねこれは。さすが名曲。




 最近こうやって、若いころの大切なできごとよりも、子どもの頃のくだらないことを追い回しています。あれなんだったかなとかこれなんだったかなとか。

 第一話が無料でみられます。


2017年11月24日金曜日

シーケンスって地味ーにずれますよね

 シーケンサーって正確無比に見えるけれども、いろいろな要因があって必ず楽曲中でずれてしまい、ときには普通に打ち込んだり弾いたりした方が早いというくらいに、ぶっちゃけその存在の合理性を欠いてしまいます。

 ところで、最近C-C-Bさんというバンドにはまっています。ほぼ人力で、テクノポップというよりはテクノ歌謡という感じの「バンド」です。シンセ音が刺激的だけれども、ゴリゴリのバンドなのです。現在キーボードの人はシャブでタイーフォされていますが(ダメ絶体)、ジュピター使ってたそうです。DX-7もステージに見えます。

 80年代も中盤になると、箪笥のようなシンセは姿を消して、鍵盤奏者が持ち運んで弾けるようなシンセが増えていって、これがちょっとしたイノベーションを引き起こして、フレーズ弾きが増えてバンド演奏に取り入れられていくのだと思われます。さらに生福さんに代表されるように、シーケンスやシンセが制作に入っていくという流れがあります。

 シーケンス音もときには人力要素がかかってくるという話でした。

 カラオケのない時代のバンドは美しいなあ。SIMONSのドラムぶっとい。みんな尺が3分以内なのも洗練されています。昔のぼり棒のカバーを気合入れまくって6分に引き延ばしたらmerakiaさんにバカじゃないかという感じで苦々しく怒られたのを思い出します。。


2017年11月13日月曜日

下田麻美さんはすごい!

 昔、下田さんがTwitterで「美魔女目指す」っておっしゃってたので、冗談半分でアップロードされているお写真拝見しているのです。

 しかしまあ、美しいですねえ。元々素敵な方だけれども、年々美しくなっているのは恐れ入りますね。いやー、眼福眼福。

 下田さんがおられなかったらmerakiaさんと関わることもなかったのか、とか、佐々木俊尚先生や生駒さんはじめ本当にいろいろな方が取り上げてくれることもなかったのかとか、考えるほどに素敵な偶然が下田さんと重なっているので、感謝にたえません。

 あまりこういうものは堂々述べられたものではないですけれども、素敵なご縁に感謝です。感謝というか、そういう素敵な方面にもっと目を向けたいですね。

 

2017年11月11日土曜日

液晶ポリマーマイク

https://drive.google.com/file/d/1EqsPZ7YauPXHs-_rx587Mo8qmUCeMNbh/view?usp=sharing

 上はwavファイルです。私のつたない音声で恐縮ですが。「f」の吹かれは、風防がないので勘弁していただきたいです。あと、多少加工してます。

 これは、振動板に液晶ポリマーを用いたヘッドホンから音声入力をしています。

 ヘッドホンな上、ダイナミックマイクと同じで電圧をかけていないにもかかわらず、結構リアルな音声が録れるのでびっくりしました。これにオケが被ったら、そのままで行けるんじゃないかと思います。私歌えないけれども。

 まあでも普通にコンデンサマイク一本二本欲しいかな。差し込み口のMOTUはAmphenolプラグ仕様なんです。

2017年11月9日木曜日

SONY MDR-Z1000 はマスタリングに使えるという話



 ちょっといじってみたけれども、素早くイコライジングも決まるし、非常に優秀だと思いました。900STで弱い低域の扱いも、しっかり聞こえるので、とても楽です。

 スネアもバスも、単音の音が若干沈み込むけれども、こっちの方が本来の音なんだろうね。

 MDR-Z1000でクリアに聞こえるようにしたり、聞こえない音がないように調整していくと、スピーカーで聞いてもだいたいOKになります。効率いいですね。

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 とはいえ、値段もあって、Z1000は上級者向きの高等な病院かもしれません。最初の一つ目のモニターヘッドホンになにを買えばいいですか?といわれたら、良くも悪くも試金石として「900STです」、と答えます。スピーカーも使うといいよ、というかもしれません。Flying Dogが好きならこんなものもあります

 問題はその先のひとで、こういうのもあるんですよ~、といってZ1000を出してみるという。これちょっといいんですよ、頭部伝達関数ってあるじゃないですか、ああいう音をヘッドホンで出せるんですよー、みたいな。

 トランジェントとかベロシティとか、そういうampにかかわる部分とか、横に倒してみるとEQの立ち上がりとか、固定された完成作品をモニターを使って聞いてもよくわからないです。静的な、つまり動的でないグラフをいくら出されても意味がわからない。

 だから、なかなかオーディオ用のレビューを読んでも、いわゆるそこでいうところのハイアマチュアとかセミプロは「?」ってなると思います。Z1000を現場でみたことはないけれども、900STが30余年にわたって四半世紀以上かけてわが国の音楽を駄目にしてきた事実もありますから、現場にないから駄目なわけでもない。

 CGMでやってるなら、包括的でなくてはいけないという側面があります。「それだけの機材をお持ちでその程度なんですか?」「その見識は正しいですね、なぜならそういう音しか出ていませんからね」といわれてはいけないと思います。

 そういうわけで、実際転がしてみて、これはなかなかいけますねー、という感想です。最後は結局信頼に足るかどうかで、信頼に足るものですよ、と述べておきます。




2017年11月3日金曜日

Sony, MDR-Z1000 ファーストインプレッション

あくまでモニターヘッドホンとして。(↑900ST↓Z1000)

大入力に耐えるのでよい
900STでは難しい低域の音がしっかり取れる
ハイレゾに相当する30kHzもちゃんと出てる
中域も問題なくしっかり出てる
装着感は抜群。900STでは聞こえにくいときに無理やり左右を手で押さえて強引な近接効果で低域や小音量の音を聞いていたけれども、そういう必要もない。押しても押さなくても同じ状態を維持する。そして、かけているのを忘れそうになる
大きい音はしっかり、小さい音もしっかり聞こえる
音の分離がとてもよい
900STより音源との距離がある
音がいい、とてもいい。俺、最近こんなすげえ曲作ったのかモードになってしまう。
英語の発音させてるけどしっかり聞こえる聞こえる
ex. http://piapro.jp/t/cyZn

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半面、小入力時のアラを探せない。たとえば、50Hzと奇数倍音のAC/DCノイズがあるアンプ(V88ESとか)につなぐと、これを全く検知しない(それだけ余計なことに集中をそがれないけれども)
このレベルのノイズを聞き取れないのは、ある意味すごい
どの機材でもZ1000の音になる
iPod TouchでもiPhoneでもZ1000の音になる。この記事は誇張しすぎるかな
まだ未知数だけれども、これで作業するのは慣れが欲しいので、ちょっと勇気がいる

万能とかいうけど、曲にもよります。たとえば、全く高域がカットされて刺さらない、ということはないです。例としては超どうでもいい話だけれども、岡崎律子さんの「good luck!」をZ1000で聴くと、子音の歯擦音にもろ被りするので、天使の歌声が、耳に刺さる針地獄の針のむしろに立たされているかのような歌声になります。これもこれで面白いけれども。

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総評。全体的によい。ひとことでいうなら、頭部伝達関数を研鑽した音、を感じます。きっとソニーのスタジオで例の頭の人形つかってバイノーラル録音して本当にその数値を反映したんだろうね。そうすると、業務用モニタースピーカーで聞いている状態に近いかなあ、と。900STと使い分けるとよさげ。スピーカー確認作業からずいぶん時間を短縮できそう。耐久性も他の方が使っていて証明されているので(発売5年程度だそう)じっくり使いたい。

みんないってるけど、ニュースサイトのレビューにあるような劇的な変化とか丁寧な作りとか、液晶ポリマーの音とか、そういうのは、そこまできっちり分かるものではないです。同じように、いわれているよりも遮音性がエア抜き関係なく抜群によかったりします。だからDJユースに使っている人もいるそうですよ。なにかちょっとしたお守りにはいいけど、900STからの進化ってことで買うとガッカリしそう。

2017年11月2日木曜日

オーディオ製品と減衰

 ヘッドホン出力というのは、かつては軽視されていました。

 だから、アンプの本来の使い方として想定されたスピーカーからの出力が調整されていればそれでいい、ということになっていました。

 しかし、ノイズに最も敏感になるのはヘッドホンでの視聴時です。

 ノイズの前提となる「音」というものは不思議なもので、ある帯域から外れると耳では聞こえなくなるし、また、ある一定の音量から下の音量は聞こえなくなります。だから、ノイズに対しては、アッテネーターをかまして、数db下げるだけで、全然違います。ノイズを構成する音が可聴帯域の外に追い出されて、聞こえなくなります。

 たとえば、-80dbでは耳障りでも、それが-100dbになると、途端に聞こえにくくなるということがあります。

 多少、増幅の効率が下がっても、そんなデカい音で試聴する馬鹿はあまりいないのです。したがって、プロ製品についているPADなども、それなりに現実解といえます。ライブハウスではアッテネーターが様々にかませてあります。

 逆にいえば、僅か10dbの調整を怠ったことで、ノイズが乗って過小評価されてしまうということでもあります。本当に惜しいですね。ノイズ好きだけど、ノイズのない前提からノイズ聞きたいし。