"at all"という単語の発音は面白くて、tとaが連続するのでtが弱まって [l] に近い発音になります。"not at all"なども同じで、tが連続しています。it(love) isn't (silly) at all. 「つまり愛は愚かじゃない」それが前回のポール・マッカートニーの曲での話です。通り一辺倒でフォニックスは通用しないけどね。
まあでも、それって知らない単語を組み合わせて英作文することの危うさでもあります。作文は例文暗唱から広げないと怖いです。もしですよ。仮にもし外国の英語話す異性に興味を持ったときに「I'll make love to you, I can hardly wait!」なんて「一目ぼれしました!」と勘違いして使ったらもうそこで、ああ、こいつ頭のおかしい子だ、と思われるはずです。
知らない間に英語の例文400追加したりとかナチュラルにやってたのでよかった。たかが400文ですが、きっちりやれば会話には困らなくなると思いますよ。たとえば、どう思うか、というときに、いちいち説明するよりも英語で In my opinion, .. といった方が「私の(認識から出た)意見としては、..」と説明するよりも早いです。
gadget という単語は、ごく最近まであまり役に立たない小物として小説などで用いられていたようです。実用的ではないが気の利いたもの、でした(『新英和』 p. 996)。1900年代の初期の時点で見られるようになって、小道具とか、機械工作好きの作った小物、よくて、ちょっとした機械装置、といった使い方をされています。
ところが、iPhoneなどスマホ、あるいはiPodなど音楽プレーヤーとしてのガジェットの普及があり、現代英英辞典(OALD p.635)では「何か使い勝手の良い小物(a small tool or device that does sth useful)」というような説明がされています。『新英和』の改定時期を考えると、PDAだったら、まだ役に立たない小物であった可能性は十分考えられます。PDAを使っていた者の私見ですけれどもね。