2016年12月5日月曜日

メイク・ラブ(make love)は愛をはぐくむのではないという話

 make love という表現をスルーしがちです。makeという基本動詞が、なにか作るとか、構成するといった意味で使われることが多い、あるいは、基本動詞だからとスルーしてしまうのでしょう。かくいう私もついつい、これが使役になったり重要な熟語になったりするのを見過ごしてしまいます。



 皆さん、ぜひ今日は覚えて帰ってください。make loveは「愛をはぐくむ」のではなく、「セックスする」です。「性交する」です。クリスマス・イヴの夜にお城でずっこんばっこんやるセックスです。だからこの曲は「セックスをしたい気分だ」というような邦訳になるのです。「スケベしたい」で気持ち悪ければ「エッチしよう」「セックスしたい」「入れたい」? cf. feel like Ving 「~したい」

 好きな子に「メイク・ラブしよう」 といってあげましょう。多分相手に意味は分からないけれども、さらっとセックスを言い換えた表現であるということです。英文科の彼氏・彼女がいる人はメイク・ラブの意味について質問攻めにしましょう。

 まあでも、それって知らない単語を組み合わせて英作文することの危うさでもあります。作文は例文暗唱から広げないと怖いです。もしですよ。仮にもし外国の英語話す異性に興味を持ったときに「I'll make love to you, I can hardly wait!」なんて「一目ぼれしました!」と勘違いして使ったらもうそこで、ああ、こいつ頭のおかしい子だ、と思われるはずです。