2016年12月8日木曜日

結果的に強くなってしまう言葉もあるという話


 強い言葉、といっても、いくつか種類があると思います。フレイザーによる呪術のように、感染か類感かを分けていたのを、後にはいけないとした場合もあります。しかし、この場合はデータから考えると、この単語を分離して扱いたいものです。

 これは、事後的に祭り上げてしまった要素としての重機です。

 一方で(昨今「強い言葉」なるものとして取り上げられる)死ねとか殺すといった単語は、タブーや俗語に組み込まれていたものが(思い込んでいたものが)表出するものです。

 したがって、「強い言葉」という強力で曖昧模糊とした観念による、通り一辺倒な分類には問題があります。