2016年11月4日金曜日

マルチメディア 2

 で、結局マルチメディアパソコンのマルチメディアって何だって話なのです。これが意外と現代において当たり前の機能になっていて、もうマルチメディアという冠が2000年代には外れていたということではないでしょうか。

 1996年4月に学研から『科学』の付録として発行された『マルチメディアパソコン大百科』では、マルチメディアパソコンを、何を買ったらいいか分からない客向けとして紹介しています。その中では、マルチメディアパソコンと普通のパソコンとの違いとして、カラー画面、スピーカー、CD-ROM、インターネットが体験できる、Windows95対応、マウスで操作が簡単、といった特徴が挙げられています(p.12, 13)。

 これってそのまま今私の前にあるPCそのものです。先に挙げた冊子でも、アドビの動画編集ソフトの初期のものであったり、お絵かきソフトであったり、エンカルタというソフトウェアの百科事典であったり、英語のウェブページをインターネットで回覧したり、国際テレビ電話会議したリ、現在に通じるものが一通り挙がっています。夢のある話ですよね。

 それも、今やポケットに入る携帯端末です。1996年にはそこまで考えた人はいなかっただろうなきっと。おまけに僅か20年でここまでになっているのです。

 月日は流れますが、季節も変わり、寒くなってきました。暖かくして寝ましょう、おやすみなさい。