2016年10月5日水曜日

筋トレの成果が出た話と、音量ゼロ時でのノイズと歪の話

 最近、毎日欠かさず腹筋をしていました。

 ある日、昔買ったスラックスに腹がつかえたのです。それで、腹筋をやってみようと思い立ったのです。具体的に、1日10回やりました。

 結果、腹回りの肉は引き締まったようです。昔買ったスラックスやパンツがはけるよ。やったぜ。



 音量ゼロ時にインピーダンスが整合されていないとか、最適化されていないとか私はよくいっています。アッテネーター!とかいってるやつです。PADでもいいけれども。いつごろからこれが「!」っていわなくていいように「切り替わった」か、知りたいですよね。多分、2000年代の最初の2年です。

 たとえば、ONKYOさんでは、tx-ds989(cf. 『オーディオの足跡』)は電子ボリュームとマイコン制御によるボリュームが入っています。これが2000年。しかし、まだ高価なモデルでした。同様に、SonyさんのAVアンプではVA555ESからOPプロセッシング(cf. アンプ設計者のかないまるさんのウェブページ)という方式がアンプに取り入れられているそうです。個人的に絶対必要な機能だったりして。絶対という語に語弊があれば、必要十分。

 これらは、私の認識では、増幅初段は電子ボリュームで、それ以降を随時プリアンプとパワー(メイン)アンプの三段構成で増幅していく仕組みです。「最適化(optimize)」ですね。電流でやっているそうです。

 これにより、いわゆる音量ゼロの時点での不快な各種残留ノイズを文字通りゼロにして、無音状態から増幅をはじめることができるという画期的な仕組みです。

 効果がある。それならば聴くほうだけでなく、作るほうにもリソースとなります。

 必要な音量ごとに、増幅の切り替えはマイコンで制御しています。だから、全体にアッテネーターをかけるより有利に必要な利得が得られるはずです。

 ただ、よく(ピュアオーディオ機器に比べて)「音がぼけているように感じる」という意見を目にします。 これは、以下の理由によります。

 最適化ボリュームでは、最初に(これはアナログであれば信号のアッテネーターになるけれども)電子ボリュームで「最適な」増幅状態までをコントロールします。そのときに、「増幅」までは「歪み」なくボリュームをコントロールしているので、輪郭が、それまで歪みを聴いていた分差し引いて、ぼやけて聞こえるのです。

 ちなみにこれは、特にキックの倍音などで顕著です。ネットの評判というのはフォーカスがあっていて、たしかに、VZ555ESは宇多田ヒカルさんのキックが、UA-25EXに比べて、ぼけます。基音がダイレクトに出てきて倍音が弱い。V88ES(1997年)ではそれはなかったけれども、最小音量時点のノイズとトレードオフ。

 一方、これは、アナログで接続したときには感じられない違いです。言い換えると、A/Dだといい感じで、D/Aでは最初の方で繊細になります。

 多少リンギングしていた方が「音がいい」というのは、DTMではよく話題になる話です。もしかしたら、ここを含めた多様な「歪み」、専門的にはワウフラッターなどを含めた各種の速いモジュレーションを「アナログ感」といっているのかもしれませんね。..光学式コンプとか変調とか、僅かに歪んで、すぐ戻るような音の逡巡ってありますよね、ああいう方がフォーカスを感じられるということなのかなあ。

 筋トレの話と全然関係ないけれども、これが以前から申し上げていた「音量」のはなしでございます。

 あとすみません、数件ほどケータイに履歴がありましたが、ケータイは充電が切れているので、見ていません。外の方は私と連絡の可能な他人にでも問い合わせてください。内輪の方はかけ続けてくれたら、多分出るからよろしく。

 八甲田山BD買わなきゃ。ドンフリードマンも聞きたい。