2016年10月22日土曜日

キャラとジェンダー ~男の子は喘(あえ)がないという話

 キャラクタのジェンダー設定は難しいです。それを最近では逆手に取って、男の子が喘(あえ)ぐとか、そういうリスナーのジェンダーを踏襲した遊びができるようになってきましたが、本当にごく最近のことです。『愛のコントローラー』では、自明に女の子の立場からレン君のジェンダーを設定しています。



 お楽しみください。

 けれども、あくまで一般論として男の子は

  喘がない
  入らない

です。アブノーマルな人や、性別がグレーの人では、その限りではないです。

 鏡音リンは男女比トントンからやや女性、鏡音レンは圧倒的に(純粋な)女の子がリスナーなのです。すると、キャラクタの性別の設定どおりにジェンダー設定すると、ん?という感じになってしまいます。

 こういった設定が今までで一番うまくいったと思うのは『ドライブ!』です。それは、あまりジェンダーに立ち入らなかったからです。揺らいでいる(と勝手に思っている)のは『Summer Day』 です。揺らいでいる部分の楽しみ方もあると思います。

 お楽しみください。

 このように、キャラクタのジェンダーというものは、それを作る人の性別が男・女・男女の境界グレーゾーンの立場があり、キャラクタにも性別があり、その作品におけるキャラクタのジェンダーも視聴者の性別などを取り入れて設定するので、本気になると相当難しいです。