2016年8月20日土曜日

サーイレントヴォーイス ~ガンダムZZの魅力

 香港っぽいコロニーでアッガイとか出てくるときにジュドーが「アナクロニズムが!」といってアッガイその他を切り捨てるシーン好きです。敵を目の前に、自信がなくても作り笑いを浮かべる大人には「なにがおかしい!」これですよね。新造戦艦を彼らに与えて、好きに戦わせてあげたいからです。热烈欢迎!!

 ベアッガイかあいいけど。

  『Z』(『ZZ』も)のリマスター版が「高画質だ」とウェブ上でちょっとした評判なのだけれども、これが80年代のアニメなのかー!って感じで画質すごかったです。でもやはりOPED差し替えとか抜き差しがある模様。個人的に気になるのは『0083』の著作権処理です。ビ◎ター絡んでるからなこれ。

 もうひとつ、『サイレントヴォイス』という、ZZのOP曲がとても面白いです。ふたつの点で面白いのだけれども、ひとつは、早い時期に「やさしい」という単語が使われていること。もうひとつは、作品との整合性です。これも「やさしい」にかかってくるのです。

 「やさしい」という単語をいちいち調べるのは手間ですから、ここではふたつめの点ですが、『ガンダムZZ』は、前半は新興宗教や前作のライバル戦士であるヤザンとのやりとりを軸にはじまります。とても面白いのですが、詳細は割愛しつつ。

  そのストーリーは、前半からその中盤にかけ、主人公ジュドーの妹の扱いを巡り深刻な後半の様相へ変わっていきます。その展開にこの『サイレントヴォイス』は沿っています。ということは、先にアニメの制作が終了していたとか、何らかのキーワードを作品終了前に与えていたところからこうなったか、偶然か。逆に、この曲が先に終わっていてキーワードとして作用したとか、曲から最後の展開を思いついたか。実際どうなのかは聞かないとわからないですが。

 ちなみにOP-1は『アニメじゃない』で、あの乃木坂の生駒さんの上司の方が作詞されています。ひと昔ならトリビアかもしれないですね。名曲。私、これで育った世代なので。

 いずれにせよ、こういう「キーワードを用意しておく(または、キーワードを抽出しやすくする)」、というのは、計画性があってすごいな、というところで、いろいろと喚起されるけれども。

 なにより初代からまだ10年ないうちにドカンと『ZZ』まで出すのがまたすごいのです。素晴らしい仕事ですよね。どうなっているのでしょう。私気になります、えるたそー!プルプル!ハマーン様ばんざーい\(^o^)/

 榊原良子さん曰く、滑舌は母音の練習よりも子音が重要だから、いろいろな子音の音が入る新聞などを(声に出して)読むといいのだそうですよー。舞台や声優さんを目指しているわけではない私ですが、滑舌が悪いので、なにか読んでみようかしら。