2016年8月12日金曜日

英作文の最初の一歩は決められた語彙や節で日本語を置き換えられるかどうかにあるという話





  弟を腐男子にしようとしているみなさんこんにちは。

 英作文、巷の(高校の学参以上の専門的なものを含め)参考書みていても300とか400とか例文覚えろ!っていわれてしまったら、意志薄弱な私は逃げたくなります。

 けれども、まずご安心いただきたいのは、和文英訳や英作文が必要な場面はそんなにないので、実際それやらなくても問題ないですよ、ということです。

 しかし逃げ場のない方は、こう考えてください。たとえば400のうち100程度は、昔無理やり暗唱させられた Take an umbrella with you in case it rains. 「雨が降るから傘もってけ」What do you do? 「お仕事は何をなされておりますか?」 のようなおなじみの文や、過去に覚えた例文が時代の趨勢で文法的に誤りなら、その知識ベースに対する流派別の細かい修正です。昔取った杵柄で戦えます。そんな大人、修正してやる!

 ただし、文法事項は一通り頭に入っていて、文法事項の分類から例文が出てくるような状態に持っていくことが望ましいです。上級者向け、ということですね。

 また、設問の日本語は参考程度で、主として簡単な英文をいかに覚えられるか、それをつなげて冠詞や三人称を対応させることができるか、にかかっています。

 こうしたことを別の表現で言い換えるなら、初歩の段階では「あ、あの例文かな?たしかどこそこに..」という状態に持っていけたら、あとは、多少、楽、ということです。そしてとにかく例文通りにそれを使って、引き出していくことで、頭に定着させていく、というのが英作文ということになります。

 さらに。書いて覚えなくてもよい、とまではいい切れないけれども、英語の発音について、たとえば助動詞や前置詞にはあまり強勢を置くことがないとか、そういう発音や文強勢の知識をもっていたら、そういうものを考えている参考書などであれば、比較的リスニングしたりぶつくさいったりしていると頭に入りやすいです。いわゆるネイティヴスピーカーのスピードで読まれても、そのまま解析できるからですね。

 こういう初歩のことって、細かく区切って説明するのは習熟すると面倒になるけれども、私はこういうものがどこにも書いてないので手探りで不安でした。そういうときに「聞くだけで英語ができるようになる」とかいわれたら、ちょっと揺れちゃいますよね。まあでもよくできたもので、きちんとやっていたら案外と例文は覚えてしまいます。これで書籍代1200円とかで、英会話教室代年間25000円とか浮きますからね。

 このあたりまで持っていけたら、もう残りはマラソンと維持のための反復です。