2016年7月15日金曜日

Sony のアンプ VA8ES



 プラサフ。車用だけれどもDQNなんかじゃないって (笑)


素人でもよくできますー!





都市鉱山からパーツも発掘しつつ



さて分解と清掃。最初はこのようにホコリとヤニまみれでした。


面倒臭いので水洗いしました。


まあこんな感じで再び組み立てて..








 やりたかったのはこれ。これです。とても良いのです。EQもあります。

 音は相当「楽器的」で、スピーカーへの出力や、またカセットテープへの録音がうまくいくタイプの個性的な音がします。だから、かなり中低域に力を入れた、いわゆる太く硬い、けれども応答はほどほど後ろに曖昧さが残る、90年代後半の音です。これでレディへの『Amnesiac』とか聞いたら最高ですね。したがって、聞くのに満足できない玄人にこそ使われるべき。

 しかも、これ以降は「シネマスタジオ」とか、そういうサンプリングリバーブに近いDSP演算による複雑な音を志向していくところで、本機はソニー最後のアルゴリズム系サラウンド機かつ全アナログ対応入出力機器です。そのアルゴリズムというのは、例の正方形か長方形かを選択できる、数千万円のコンソールにも入るあのリバーブの、そしてイコライザーの、使い回しです。だから、そういった違いのわかる玄人にこそ手にして実用的に楽しんでいただきたいものなのです。