2016年7月25日月曜日

カセットデッキの音を求めていたのが、実はアレの方が?!という話



 これやばいっすね。何って、よいVHSのテープに録音すると、カセットテープよりもいい感じの音になっているという話です。でかいし、ヘッドもでかいでしょ。

 かつてはVHSにデジタル信号直に書き込むというツールもあったそうですが、それもヘッドの性能が高いから、と考えることができます。今買わないと確実に上がりそう。

 去年負傷者が出た富士祭り、よさこいがなくなったこともあって騒音が今回は消えました。よい祭りですね。特にあの地方局テレビノリのうざいアナウンサーの声が聞こえなかったことは評価したい。騒音に予算ついていたわけですよ。

 ジャケット通り『祭りのあと』をカセットで聞いております。



 佐々木勉さん作詞。チェキ。米軍キャンプからミンキーモモまで幅広く。故人。

 佐々木俊尚先生がご紹介されているカセットテープが流行っているという記事ですが、元々オープンリールをプロの領域で使うということがあり、これは音がかなり鮮明に記録再生できるので、その周辺にある話かなあ、と。それと、プラグインによるワウフラッターやテープエコー、テープサーチュレーションなど、オープンリールの表現手法と重なってきます。

 前後して、これ意外ですが、プロユース用のカセットMTRというものも、ときたま出てきては都度ブームになります。そういうものが技術・マーケティングともに肥えた土壌になっているのかなと。

 ただ、まともな再生機器はプレミアのっちゃっているから(カセットデッキは既に生産終了しています)、もう厳しいかもしれません。先のビデオに関しては「FM変調」ですね。コンパレーター(難しいのでどうでもいいですが、D級アンプに近いものです)とも。

 カセット音源も不安定だとかそういう感じがありますが、実は特定のコンプレッションをプラグインで与えると、案外不安定さは解消されていい感じに戻ります。まあでも難しいですが。

 もうひとつは、私たちが著作権を緩くした成果です。それまで、2007〜08年あたりまで、ウォークマンを買っても著作権保護技術と、容量の少ないストレージの意図的な搭載で、ビミョーでした。

 ところが、それ以降は、ぶっちゃけみんな私的録音補償金に関係がないボカロ曲を突っ込んだので、JASRACさんのうるさい著作権保護も、厳しいものは文字どおり必要がなくなり、ストレージも容量が相応に大きくなりました。

 が、さすがにもうそれが一巡して、そろそろ時間あたりに聞くことができる曲数が限られているということになり、それなら270度くらい回転してテープでいいのかな、っていう話になっていて、そこらへんにいろんなこうリバイバルが来ていると考えます。

 いろいろありそうです。M1にハチプロ、.. ただ、再生機器は強いです。CDも。