2016年7月2日土曜日

電子機器の電源とオーディオの楽しみ方についての話

 電子機器の話にしましょう。

 ジャンクで売っていたらラッキー、と思って購入します。しかしそれは布教用、じゃなかった、部品ストック用です。なぜかというと、目的の家電を購入して、それが新品であろうとセコハンであろうと、必ず、いつか壊れます。だから、私は結果的には、このオタクの発想で2台を購入することで、諸々のトラブルを回避しています。おかねも使えば減っちゃいますからね。まあふたつでも5000円とかピュア界をナメた趣味です。

 特に再生用CDプレーヤーはもうガンガンスイッチング電源使ってイェーイ!みたいな。カネを出せば最近ではビデオアンプのマキシムさんからいいものが手に入る、という、あれ。

 厳密に計測したりアナライザ見たりしたわけじゃないけれども、デジタル信号にまでノイズが入るとは考え難いです。

 制振に関しても(耐震偽装があれだけ表面化しているのだから、ねえ)、疑問を持ちます。というのは、バブル期からメモリの容量は比較にならないほど増加し、また安価になりました。だから、一度蓄えてから誤り訂正をするだけの余裕が、再生に関しては、あります。その方が物理的対策よりも有利です。ex. 揺れても飛ばないSONYのポータブルCD ちなみに、飛んだ音はヤーヤーヤーズのCDで効果的に用いられております。

 マスタリング用のR、というものに関しても効果は疑問です。まあもう売ってないからいいでしょ。コーティング変えてるのだけれども、これも昔はバッファなしで命がけでCDを焼いていたあの頃であれば、多少は気休めになったかもしれません。しかし、そんなものもういらないですよね。

 このように、録音に関しては、逆にこいつ、つまりメモリがネックになります。再生ならガンガン増やしたらええねんでー。本当、これASIOでバッファ突っ込む話だけれども、考えるだけで鬱になる。現状、こればかりはどうにもならないものなあ。PCが入るときに、現在進行形でトラブルになっていますよ。こと鍵盤弾きには辛いものがある。マスタリングならかなり大きく取れるけれども、プレーヤーにはASIOの遅延は死活問題です。ホント死活問題。理論上やカタログスペックでゼロレイテンシなんてあるけれども、あんなもん嘘で、20msという身体に影響を及ぼす範囲でもvstのリアルタイム動作は怪しく、加えて松浦勝人さんがおっしゃるように、アナログの5ms遅延があります。難しい。プレーヤーは本来はそんなことを考える必要がないのに。でもって、シンセはエフェクトやタイミング込みであの値段ですから、やはり専用機は強い。

 ハニカム構造も、見た目カッコイイし、私は、見た目は重要だと思います。けれども、ハニカム構造は重鎮するものであり、物理的にはサンドイッチできないと効果がわかりにくいというか、そもパイオニアが出した時点でこの問題に対する最適解も解も出ていない。というか、バケガクも大改訂してまだそんなに経ってない記憶があるのだけれども。つい先日まで三色問題に命かけてたんですよ。

 銅によるESR遮蔽にも疑問があります。トランス電源では、低周波のブーンという音が問題になるのですが、そういった干渉や、高級機として売り出されるものに関しては、銅材を用いているのです。これは、その当時の状況にして考えると適切でコスパも良いです。しかし、現在であればスイッチングの高周波が問題になるので、あながちアルミホイルで電源部にかかる線材をを覆ったりしてみるとその干渉を防ぐことができたりするかもしれないですね。私はホイル使ってますし、電源部の裏にアルミ材を配置したものを購入してもいます。しかしながらこれも、効果は、ぶっちゃけ、わからん。わからんよ。でも、MTRのスイッチング電源を銅材で覆ったローランドは間違っていたと思う。高周波に関してはコンデンサの意味がまた変わるのですが、私は、そこまではよくわからんです。

 トドメは、デジタルで出してデジタルで受けることが可能で高性能な(性能と値段は、違う!市場は常にまちがっている)AVアンプは、CDプレーヤー以上に安価で、またマニアを納得させてくれるという部分です。値段に関しては、今この時点では、ですけれども。まだその有効性は国内市場では眠っているだけですが、これは非常に面白いですね。とまれ、海外では、というか海外でさえ「モンスター」と呼ばれています。決してゴミというわけではなく、モンスターです。こいつにCDをデジタルで送り、アンプ側でD/Aしたら、全く文句のつけようのない音で鳴ります。SPDIFでノイズ混入が気になるのであれば、オプティカルで出せば、フォトカプラと同様に電気的に遮断がされます。2496であればコアキシャルとの変換も相当昔からできます。私の高校時代からできますね、昔、秋葉原まで行って探しました。今ならポチって済ませられる。便利な世の中やで。そも、アースをしっかり取って、普通のゲートをしていたら、SPDIF経由であろうと、デジタル信号の読み取りに電源が致命傷を与えるとは考えにくいです。だから、D/Aや、A/Dに関して(これはチップが別になっていて、ちょっくらA/Dに関してはCirusLあたりに取り替えたいと思う昨今ではありますが)担当するのはAVアンプで、ここにトロイダルコアトランスだとか、大規模なアナログ回路の仕組みを入れていくのは適です。

 1Bitとかデジタルシグマ、レガートリンクではアナログ出しになるでしょうけれども、それだって正直な話、ピュアで正確な再生という本旨からは完全に逸脱したノイズ付加であって、DSDだろうと何だろうと、そこの帯域では、私たちは基本的にノイズを楽しんでいます。音楽の譜面情報としては概ね重要ではない体感領域です。好きだけれども、これはまあ好みの問題もデカいし、FM音源がなんかノリが悪い、というのもこの純正律か平均律かにかかってきて、あとこの辺はメーカーさまにも追求できる方がおられるのですけれども。違うものなのよね。もうでもね、そうするとCDプレーヤーの性能あんま関係ないですね。せいぜい問題になるのは「同期」だけれども、これだってさ、すでにあるチップから無理せず必要な信号とってくればいいだけの話です。ONKYO先生はこの分野では文句のない正確なクロックを搭載してミドルクラスの価格をつけてきます。

 あと、MADE IN JAPANがまたどうなるか、商品で先読みですね。銅の値段が暴落して久しいのも面白いです。若干回復しつつあるので、この関係はこれが最後か。世の中は面白いことで溢れています。

 さて、ハイパーサンプリングマルチビットエセレゾシステムで、おい今お前ピンクノイズっていったな!違うぞ、エセレゾだぞ!DVDオーディオの再生環境が整いました。自分で焼きます。ムフフ!もうそんなに何回も何回も発振して、いやらしい規格。この仕組みは、パパには内緒だよ!高域補正はハイレゾの肝だからバラされるとカネが飛んでいくという話ですね。