2016年4月2日土曜日

「嫌なら発電すんなよ」

・電力労組の放言
 原発が爆発したときに、これを責める発言をした者へ電力労組の地域幹部が「嫌なら電気を使うな」と放言して、かなり批判されていました。いやでも、まあその通りだと思うし、確かにそれは正論ですよね。

・自家発電の動向
 田舎で数年前からインテリ富裕層がこっそりみんなやり始めてるのが中華セルを用いた太陽光発電なのだけれども、これはかなり破壊的で、明らかに費用対効果が高いです。しかも、ほとんど部品調達から国を通っていないあたり「酷い」し(「最近はネットでなんでも揃うんだよ!というときの静岡における「なんでも」は文字どおり大自在」)、環境問題そっちのけで経済学的発想で自家発電しているのがヤバいと思う。静岡県だから電気柵のように安全性ヤバめな感じするけれども、話を聞いていくと保護回路とか漏電遮断の回路もきっちりつけているので(そして、そこが自慢の一工夫した回路になってる)、なんというか、ある意味では、熾烈な競争社会なのかもしれない。

 そも変換効率が悪かろうと環境に悪かろうと、燃料価格が下落すれば今度は灯油で発電して経済的な意味でのエコで楽しめるわけで、その時にはみんな発電機から自作するだろうな。精製したら、別に灯油で空中にもの投げたりもできるわけだし。そも田舎だからそう人はこないし、リアル大自在になりつつある。

 この先まだ長いし、自分も多少そうやってインフラを国から離すのもやっていきたい。産業など税金で動く流動的な人たちには、せいぜい私どもの邪魔をしないで死ぬまで我々の不足を満たす形で働いてくれと思うのだけれども、まあそれまでにきみんちの会社法人があると思うなよ、って感じだな。

・電源について学ぶことはまだ沢山ある
 こういう目に見えないものは直接的にはカネにならないし、法人であることが前提とされている場合に個人が入る隙間はない。けれども、実力の面ではむしろ小型高効率なものを相当量蓄電しておけば法人抜きをできるので、結局はカネになるし、自由になる。

 ただ、最近50年で、半導体制御や信号処理の技術が急速に伸びていて、電源についても実感としては産業化した側面が著しいと思います。それだけ学ぶことは多く、私も恥ずかしながら、まだ全然知らないことばかりです。とはいえ、音楽について曲を作るというよりはインターネッツな師匠たちの影響で音声信号処理で叩き込まれているので、全くわからないかというとそうでもない部分もあって、ちょっと面白いと思っています。