2016年3月27日日曜日

音量を上げて下げるだけの話の裏側

 ボリューム、深い。

 デジタルのソースは、例えばDACなどを通ってD級アンプまで出て行くときには、効率がいいのでフルテン、それを電気的に増減するときには連続量を扱えるのでアナログボリューム(といって、サーボとかポテンショとか出てくるように、制御はデジタルまでなくても「電子」的に把握される)の方が有利だとか。

 ロータリーエンコーダーとかバカにしていたけれども(意識高い)、ホームユースほどこれがフェーダーよりも活躍することは、DTMの人ならよく理解できると思います。ブラックフィンって手もあるけど。

 この話は大変深く、まだ色々と進行中のお話です。うちのMOTUくんもボリュームは「えっ?」って作りで、まあ実用上問題はないんだけれども、パルスがもろでてくる電子ボリュームなので、ブチブチ鳴ります。そうなのです、ボリュームとは名ばかりで、基板にDACまで含んで電源もつく話です。面白いなあ。

 電子ボリュームにしても、ディスクリートからワンチップまで、そして旧ソ連の軍需品のデッドストック放出で売られている接点・可変抵抗の類まで、バラエティに富んでいて、美しいです。素敵な世界です。赤軍はショットキーはセレン整流器使ってたんかー。

 その他、部品の発注をして振込忘れていたりだとか、いやはや。抜けが多いままもう4月か。私は職人芸が、最近では積層セラコンに太い半田ごてで余裕で半田付けする程度に極まってきたけれども、ここ数年数学の勉強で視力を落としたこともあり、普通にヒートガンとクリームはんだを使いたいです。フラックス塗っちゃえばなんでもいいけど、表面実装とるのにヒートガンの方が有利かしら。

 ローはとろいので(ローだけに..)、スピーカーによってはDCと同じになってしまうので気をつけつつ、最近は切ってないです。回り込んでもいいと思うけれども、ホームシアターの場合だけは群遅延の関係で気を使わないといけないそうで。でもって、安全第一と回折対策なので、ローパスフィルタを最終段に必ずさします。というかハイが出過ぎている恐ろしい民生用機器がフツーに出回っているので、いろいろ困る。特にDSDだの1bitだのいってる奴は本当に気をつけないと怖いですね。マスターに関わるなら、各種アナライザ見たほうがいいですよね。下と下手を見るとキリがないか。

 で、なんかねー。関心が自作DACだとおもしろくない(MEMSでもない限りは、拾ってきたチップですぐできるし簡単)ので、なんかチップマウンタとか興味出てきた。クロックの「精度」は高いけれども、表面実装のオペアンプと同じで、どうも限界がある感じですね。っていうか大して変わらないっていうかね。

 そしていろいろ調べた結果、組み込み系はほとんど再利用ができないというようでしてね。ガラケーとか小型のデジカメなどなど。液晶なんかは業者というか子会社下請けがフレキやLSIを張り替えて再利用というレベルなので、それじゃ遠慮しようかなと。