2015年12月26日土曜日

客層変化

 門外からやってくるパーティークラッシャーは、ヒールにされてしまうけれども、実際にはかなり重要な仕事です。クリプトンの生放送で、例えばボカロPの名前を間違えてしまってフロアが凍りつくシーンは、逆にいうと、そんなくだらないところがタブーになってしまっているということの確認でもあります。

 俺の名前を言ってみろ!そういえば、昔、尊敬するえろ豆先生に「誰の名前でクレジットしたらいいんですかー」とお尋ね頂いて、明確な回答ができなかったことは少し心残りです。結論としては、なんでもいいのですが(おいおいまたそういう。。)、merakiaさんの入ったものはおやつ名義になっております。でも、曲に関して依頼がくることもあるので、そういうときは名誉会長を(世の中への投石の意味も込めて)使っています。

 しかし名前を間違えてはいけない空気がある、と。

 他にも、初期のいくら丼が食べたかったネタとか(生放送中に買ってきたいくら丼を配るサンタさんがいたけど、北海道のイクラよ!うまいもん食ってるなあ。あとイクラはロシア語由来ですね)、インターネット的なネタと遠い人たちが視聴者になっていて、ああこの流れは薄っすら感じていたけれども、いよいよ本格化して面白いなあ、とか。最近ピアプロが盛り返しているのだけれども、同人イベントとニコニコ動画ではボカロは微妙なんですよね。でも実際世界ツアー決まっちゃってる程度に普通のお客様がおられるわけで。つまり、ニコ動とか同人イベントみたいな胡散臭いフィールドではもうないのです。ピアプロにはルールがあって、見た目きちっとしてますからね、そりゃね。運営ちゃんとしてるし。ニコ動みたいにボカロPと運営と美人局3Pでがっぷりよっつ、困ったら贔屓の同人おたく君に聞いてみよう、みたいな変態チューブマンはピアプロはしないでしょう。

 最近はなんか段取りが悪いだけでフロアはみんなジェノサイドです。あの空気は予定調和を求めるタイプの空気ですね。でもそれだって断末魔で、つべとかでは再生され続けているのはよく知っています。新しい風を強引に吹かせて、うまくいけば、インナーサークル状態の現状を突破できるかもしれないですね。ええ。こまけえこたぁいいんだよ。

 ただ、カミーユ的な同人やニコ厨・テレビ系ご立派シャアのインナーサークルを巻き込みながら、シロッコ的インターネッツも突撃されて死んでいく、という一抹の寂しさはあります。クリプトンさんにかかわらず、ここでインターネッツをごり押しすべきかどうか、これは難しい判断を迫られると思いますが、もしかすると、変なのをごり押しすると、滑りまくってしまい、変な誤解を生むかもしれないですね。ただクリプトンさんは音楽系の会社で、ちょっとダメな、ねえ。あれがね、いやわかるんだけど。それでも4000人の普通の人の生活は優先されるところなのかな。寂しくなるけれども、現実ってそういうものですよね。

 ただ、ですね。「世界を回してく」場合は真逆になるのです。おそらく、時間にはルーズで芸術性を究極まで突き詰めたりであるとか(場合によっては楽曲が完成していてもそれでお蔵入りする)、動画の都合を考えずに長尺にして後で怒られるとか、まあなんか経験則でも、人格破綻した「バカ」の方がいいみたいですよ。いやでも私はそういうのはもうね。寂しい人になっちゃいますからね。

 さて、せっかくいいものが手に入ったので作業スペースを構築しようっと。ついにレンきゅんが流暢な英語を。。うおおおテンション上がるわ。このなんかまたおまけ的にほとんど最後の方まで宣伝していなかったバンドル英語の完成度はどっから来んのかね。