2015年11月9日月曜日

アイドルヽ(・∀・)ノ

 アイドル研究会やりたい。やーだー!やるのー!やるからね!うるせーやらねーならお前クビだクビ!You are fired!!


 生駒さん(目上の方にちゃん付けは恐れ多いのでご容赦を。。)が聴いていたと知って以来、急にアイドルに興味が出てきたのです。いやあ、興味関心ってのはわからないものですね、横から蹴りを入れられてハッとする感じで。あーっ服変わってるー!

 そういえば、誰かの母ちゃんの世代がスターからアイドルに変わる節目という奴でしたね。まあどうでもええがな。もっとちゃんと話聞いとけばよかった。

 世間が好況のときの方が、アイドルは売れないそうです。これって、コンテンツに関しては、実感としてすごくしっくりくるのだけれども。まさに、今こそ「不況」ですね。断言します。例えば90年代の、世間の好況と反する不況のアイドルに関しては、宍戸留美さんが散々サイゾーに書かれておられるので、大変興味深く拝読させていただいております。ご苦労されたとお察しいたします。

 でも、景気との相関はどういうことなのでしょうか。浜田省吾的な、不景気の地方で「いつかは手にするビッグマネー」みたいなものをアイドルに投影する、ということなのか。経済成長著しいベトナムの女の子に、セレブ代表のテイラー・スウィフトが人気なのとも関係あるのかな。

 あとは、サンミュージック社長の邸宅が成城にあった関係で、岡田有希子ゆかりの地もあるとか。何気にあの辺はアイドルと関係が深い、ってそりゃそうか成城だもんな。何でも口にしていいわけではないのですが、見聞きしたこと、直接話したこと、確かに情報量は多いですね。

 他にもレイヴォーンじゃないけど、いわば伝説である岡田有希子さんの世代に、男のひとでも早逝された方がおられたり、アイドルの世界は本当に広いなあ、と。

 もちろん、誰かのカーチャンが会いに行けないアイドルである一方、生駒さんがおられるところの総長が「おニャン子クラブ」という会いに行ける方のアイドルを企画運営してやっておられたり、その流れを汲んだ乃木坂46であったりして。面白いですね。

 さらにTKプロデュース初期のサウンド。さすがにすごい。





 30代なので実は強烈な小室アレルギーがあるけれども、これはすんなり聴ける。もうひとつsweet planetもゲワイや小室ファミリーのような強烈さではないです。それでもこのイントロ用のクソぶっといキックとFMのBassです。アイドル面白い。

・J-POP以前 −−− 東京は夜の7時前
 アイドルいいねー、というのを、ボーカロイドってバーチャル「アイドル」になるはずだったところを考えながら、新しい鏡音リン・レンのフィギュアの写真とか検索しつつ、本当に髪の色は黄色であったのかを含めて、いろいろ反省するのです。

 バブル前の微妙な時期というのがあって、オタクな界隈にも様々な音楽が溢れます。



 例えばこのアニメなどは、大人気であった前作からの続編という期待を全く裏切らずに進みますが(登場したキャラクタがよく死ぬ)、ここでもアイドルが主題歌に起用されていきます。すぐ浮かぶのが、歌うアイドルとしての森口博子さんです。編曲やアレンジャーがメインストリームに出てくるのもこの頃ですが、その後バブルを過ぎて、編曲者がひょう窃に手を染める、いわゆる記念樹事件のような問題も発生してきます。

 これ難しいですね。まあでも、力の入れどころが最近は間違っているだろうということは分かるのです。今更、J-POPを聞きたいか?というところで、そうでもない、みたいな。いや、アイドルの方が聞きたいな、という。そしてアイドルを感じたい。丁度K-POPも廃れて、コリアタウンに中国の店が出来ているそうで、J-POPなんかもうどうでもいいじゃん、みたいな感じするんですよね。ストーリー付けるだの企画書だのタイアップだの、いろいろ御託を並べるのは楽しいのですが、とりあえずプロの人には聴けるコンテンツをもっと研ぎ澄まして作ってもらいたいです。我々は音楽を聴くときにストーリーを読みたいのではなくて、音楽が聴きたいんですよ。もっと具体的には、権利の教科書通りに、旋律と、音響を聴きたいはず。「空気みたいな音楽」とかどうでもいいんですよ、旋律聴きたいんだよ。そういうのは現代音楽がやればいい。それに、ハイレゾ対応機材が欲しいのではなくて、1曲540円も出して買うコンテンツに聴き入りたい。それウォッカより高い金払って聞く価値がある役務を提供しているの?それ以上の答えはないですが、アイドルの話ではなくなってしまうので。

 そこにアイドルはどう関わってくるのかしら。声優さんでもアイドルでもアーティストよりでもどこよりでもなんでもいいんだけれども。とにかく手が届きそうで手は届かないという商品を作るときに、差別化できるのは音作りとか、もっと基本的な、例えばスネアの音とかキックの音とか、そんなもんじゃないのかね。

 「タムタムでわかる」といっていた元祖アイドルもこの通りスネアとキックです。




・『狭小住宅』のような歌詞への配慮
 あと、声優やアイドルが意地悪い女の子のキモチを歌う、とかなんの需要もないからすぐやめた方がいいですね。素面でなんぼであって、BLっぽいアイドルの歌詞にもっと学ぶべきです。お前の性的な素性なんか知りたくもないよ、みたいな。ホンネはラブホでやってもらって、タテマエは化粧して出てくれ、という人が結構いて、頭抱える。需要がないところに供給するのは馬鹿ですよ。うんこするなってんじゃなくて、人前でセックス始めるなってことです。知らないお姉さんが「赤い実熟れてぐちゅぐちゅ」というような歌詞を歌っているのを聴くと、正直吐き気がする。キモい。それが許されるのは本当に本当にごく一部のエリートだけで、なんかその辺にいそう系は特にやってはいけない禁忌だと考えます。人を選ぶけれども、それでもやるならどうぞって感じで。

 Работа есть работа.    仕事=仕事

 ああいう手法は、なんかドキっとさせられる、とでも思ってんのかな。気持ち悪いだけなんだよな。今すぐやめて欲しいですね。ち❌まるこのノ□チさんが「あたしの赤い実もう熟れきってる」とか歌いだして、それでモノが売れるのか、売れないでしょう。「芸術」したいなら補助金で舞台に立ったらいい。そしてこれが俗にいうアーティストシーナアップルな訳で、アイドルではないでしょう。もうそれ毒饅頭ってみんな知ってるから異化効果も薄い。ノ□チさんがラブホのムーミンの常連でもそれは趣味として受け入れられるのだけれども、彼女のありのままを受け入れることはできない。全裸で攻めてきたら責任持って必殺!公衆送信拳で撃ち墜とさなければいけない。その歌詞の先は、せめて不特定多数でないはずの、特定多数かもしれないけれども、キミのカレピッピと楽しんでくれと。
 
 何より、売上が悪い人たちのやり方を踏襲するわけにはいかないんですよね。今、上で示唆した方法論の人たちはアイドルを何人も潰している、まるでVガンダムの製作陣のような連中です。唯一違うのは、ガンダムはキャラが死んでも売れるけれども、アイドルは売れないしその上死ぬっていう。

 だからといって、70-80年代のアイドル曲のような露骨な疑似恋愛みたいな歌詞を歌わせたらこれも違和感しかなくて、じゃあどうすればいいのだろう。わかりません。


・これからの趣味者の労働
 正直、趣味の人はどうすればいいのかな。わかんないですね。教えてください、CGMはこのまま死ぬのですか。技術改良に依存するのでしょうか。わからないですね、本当に万策が尽きてしまった。ただ、「お金」が関わるときには、プロアマ関係なく勘定の話ですから、世界はフラットだなあ、と思いました。

 けれども、ですよ。これは意地の話ですが、プロに形で負けても、実質的な勝負で負けるのは、これは悔しいですよね。特に音響面で敗者になるのは耐えがたい屈辱というか。なんだろうね、職人殺しっていうかね。ただ、なんにせよ、もちろんアイドルにしても、いいものは、いい。そうして今日も私たちは巨人の肩に乗っている。


 話は変わりますが、反省と別に、小林亜星さんのあれこれを眺め、趣味であれ職であれ、お金などが関わるときに変に気を緩めて、妙なパクリなんかに流れてやっちゃいけないなと、気を引き締めるところです。

 さらに話が変わると、結局はこうなるんだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm27492072


 UTAUっていい感じに上の方の音階で、ある閾値を超えると歪みが入ってくるのが気持ちいいですよね、そして洗脳されると。UTAUの音声作ったご本人も視聴済みのようだけれども、(日本語に堪能な)外国の方なので、ジョークであると分かっているかどうかは不明です。何かに似ていると思ったのだけれども、私が探していたのはエルトン・ジョンでした。




cf. エルジョン・トン http://www.nicovideo.jp/watch/sm21926053

 意識がパーンってなりました。 インターネッツは生きているなあ、いい時代ですよ。このオウムの音楽は、まだアングラなインターネットの時代から素材として楽しまれていたものです。これも語ると長いのですが、この音楽関連を指揮した石井⇨シガチョフ、というネットワークが、公安も真っ青なロシア的破壊工作を我が国の国内で展開しようとする事件にまで発展するのです。ちなみにシガチョフはロシアの方のインターネットにまだいますよ。

 一方で、ぼくらのアイドル下田さんは、中村繪里子さん(アイマスでは閣下役)に影響されて、ライブをやりたいそうです。下田さんは、折に触れて示唆していることがあります。それは人間の歌える音階についての認識を持ってね、ということです。ぜひライブやって欲しいなあ。いつかプリズム2とかに採用されたら歌ってもらえるかもしれません。

 さらに関係ないけれども、前に曲を紹介した『水の中のナイフ』の監督、チャイナタウンとかで有名なニューシネマ系の方でロマン・ポランスキーですが、最近またアメリカで騒ぎになっているようで、興味のある方は調べてみるとよろしいものかと。少女への淫行の件りのようですが、忙しくて英語の情報を読み切れていません。大変な人ですね。実はマンソンの信奉者に妻を殺されたりもしているのです。

 これ以上講釈垂れても面白くないので、ここまでですが。ここまで熱くなれるアイドルってやっぱりすげえな。私は誰かと話すとトラブルになるので、あまり話さないようにします。キュウセイシャーのーカナメーイシーそれがークソムシー。