2015年11月18日水曜日

DAW買って音出すまでの道のり

 ハジメテノオトを出す前にみな飽きて寝てしまうので、自作の曲をコンテンツの形でアップロードしているというだけで全人類が愛おしいです。

 いわゆる「パソコンで作曲に至る」までには、知られざる長い道のりがあります。ソフトを買ってから、ソフトシンセを起動できるようになるまでに何ヶ月かかりましたか?私は、2年くらい、いや、ん?もっとかも。

  1. DAWを買う
  2. シンセやエフェクトを起動できる
  3. ミックスができる
  4. マスタリングができる
  5. 適切なディザなどで最終マスター品質にできる

 いつになったら曲ができるんだよ!と。私の周りで多少でもDAWが使えるという人は、いなかったですね。ひとりもいないです。みんな買うところまで。

 でも、クソ広い世の中には10代で専門学校や音大などに入って、使いこなしてしまう天才もいます。それはほんの一部。

 他にもギターとかドラムの音作りの知識まで必要です。よい入門書があればいいけれども、どれもダラダラと網羅的なものばかりで、シンプルなものがない。できるから偉いというわけではないけれども、自分でやるひとは、みんな結構険しい道を歩いてきたんじゃないかな。それをどうするにも、簡単には、中々ね。実際にはかなり険しい。

 鏡音リン・レン、ダウンロード版あるのに間違えてパッケージ版買っちゃったかもしれない。バカだった。まあ大した違いじゃないし、問題ないかな。なんかね、DL版と、そうでないものとあります。それぞれに日本語版と、日本語版に英語版をバンドルしたものがあって、これがまたなあ、さらに優待価格がどうのこうのってあって、全部ページが違うんだけど、同じ絵で同じようなページなんだよな。中身同じだしどうでもいいけど、色々バージョンがあると難しいと勉強になった。

 それはさておき、一時期ボカロで (真剣にやってる感じで)曲作るのがいい加減面倒くさくなってきた時期があって、特に歌詞が全然出てこなかったので、どうしようか悩みました。でも生産性の向上には興味があったのです。

 その頃、J-POPの歌詞がみんな同じだと話題になりました。それで、自分でも徹底的によく出るフレーズを取り出してみて、「何かを隠す」とか散々わざとらしく使った曲があります。その後も詩作を重ねたのですが、詩人の才能がイラストが描けないレベルに、全くないです。だからといって盗作したりするのはよくないし、けれども真面目に歌詞を考えたり、ごく真剣にこう、なんつかな。あんまり論理的整合性ばかり先立ってしまうのは好きではないけれども、出会った別れた何かを探す、ってんなら別に論理的整合性さえあれば公共に対する危害はないですよね。いや、無免許とか、反社会性を表に出す例もあるけれども、それでも例えば、たいして恋をしたことがないのに女心を捉える歌詞をかけるわけないじゃないですか。.. そこでストリングスのサンプリング素材みたいに切り貼りをすれば、やったねリア充じゃん!みたいな。いってて悲しくなってきたな。フェス嫌いって音楽ジャンルもあるんだよ爆発しろクソが!

 最近やっと出したい音が数だけ安定して出せるようになりました。関心も音にあります。歌詞を書ける人を馬鹿にしているわけではなくて、「東京タワー」みたいな歌詞を書けていたら、僕も明日にはボーカロイドになれますよ、ということです。なれないよね。なれないですよ。

 たまに下北の弱小(でもないか)ライブハウスが、とりあえず営業日に店を開店して回しておかなければいけないので、こいつはヤバいというのをチョイスして無理やり企画したような内輪くさいイベントに遊びに行ってみると、うおなんだこいつはすげえ、みたいな人がいて、びっくりします。といっていい加減昔の話だけれども、そういうイベントというのはライブハウスの音楽聴きまくってる玄人筋が選んだむちゃくちゃうまい人というのが出ていて、出演者として行けば無茶苦茶タイトなプレイを求められ、聞き手として行けば音楽ってすげえ感を得て帰るのですが、音楽関連業務のすべての領域にもれなくそういう人がいて、そこで勝負するというのはもうある意味では名人芸なので、厳しいですね。

 ピンキー姉貴みたいな女の人がキックとスネアだけのドラムを叩いていて、何かその辺の現場で働いてそうな男の人がボーカルで、どう考えても基本的構成からは少なすぎて音楽できるはずがないのに、もう理屈ではない完璧以上なものを演奏しているとか、そういう、何か人智を超えた領域があって、そういうのは、音楽に対する自分の大衆的な姿勢を反省しながら、おとなしくなって聞いていなければいけないです。下北沢は怖いところです。

 それに、ちょっと人格に難があるから、自分で歌詞を考えると、政府与党の方針に反するタイプになりかねないです。ギリギリそういうところでわざとらしく聞こえるように「県民の税金」という単語を出したことはあります。けれども、ナチュラルに考えると記憶も低下してやがて徘徊老人になるのがオチで、自分の力で考えた歌詞がどうなってしまうかってちょっと怖いですよねー。っていうか日頃、私が世界平和とか考えてるように見えたら、それはちょっとね。あなた人を見る目に欠けますよ。早く死にたいとか、人生は消化試合だとか、画像の検索をしなきゃとか、おっと。そんなことばかり考えています。

 なので「並べ替え」を使おうとまた画策しています。反社会性を逆手にとって、そういうところに使っていきたいですね。反社会性を逆手にとって、そういうところに使っていきたいですね。反社会性を逆手にとって、そういうところに使っていきたいですね。3度いいました。話題になったのは5年以上前ですが、今でも全然いけそうじゃないかな、「永遠」に桜散ってるし。さてニンベンのついた自働化でどこまで生産性を上げられるか、いろいろと捗りますね。

 初音ミクが07年に注目されるまで、実は歌詞なんか考える必要もなかったんだよなあ。すごいね。あんまりコスパばっかりになっても辛いだけっぽいけど。